最近の話題から (Vol.7)
夏の過ごし方
今年も暑い夏がやってきました。 温暖化が徐々に進んで日々の最高気温も毎年記録が塗り替えられるような状況になってきています。 長野も日中の最高気温は高いのですが、 夜間は気温が下がる為睡眠にはほとんど差し支えありません。
一方、首都圏や関西地方の皆様は寝苦しい日々を送られているかと思います。 そして、今年弊社が施工中の新潟県も湿度が高い為、結構きつい状況だなあと 体感している次第です。
そこで、今回は高断熱住宅は寒冷地だけの住宅なのか?ということを考えてみたいと思います。
高断熱住宅はその名のとおり外部の熱を入れない、 内部の熱を逃がさないという特徴があるため、 冷房を運転した時にランニングコストが少なくなります (ちなみに弊社の標準仕様の住宅はエアコンのカタログに記載されている○畳用という数字を 3倍にした面積をカバーすることが出来ます)。
また、屋根や天井部分の断熱材もしっかり入れてあるので、 2階が暑くて暑くてたまらない、ということもなくなります。
しかし、寒冷地の設計の住宅をそのまま酷暑地域に持ってきてもあまりいい住宅にはなりません。 なぜなら、寒冷地では熱が逃げるのを嫌う為、窓を小さくする傾向があるからです。 酷暑地域では通風や排熱に配慮する為、窓を大きめに取る必要があります。 ただし、日射熱は取得したくないので、設計上と住まい方の工夫が必要になります。 その工夫とは・・・
- 窓ガラスには遮熱タイプのLOW-Eガラスを使う(寒冷地では高断熱タイプのLOW-Eガラスを 使い冬場の日射取得を積極的に行うが、酷暑地域では熱を取り入れたくないため)。
- 小屋裏の換気を最大限取れるよう、棟換気を設置する。 (これは無料のエアコンだと思ってください)
- 天窓を設置して夜間の排熱窓とする(1階に冷気を取り込む夜間でも開放できる窓が欲しい)。 また、天窓の外部にオーニングを設置できればなお良しです。
- 東西面の窓にはすだれやよしずを使用して、直接日射が室内に入り込まないようにする (室内側にロールスクリーンなどを設置するよりも効果的です)。
上記のような工夫をすることにより、かなり快適に過ごすことが出来るようになります。 特に、長野県では夜間の外気温が結構下がりますので、 夜のうちに冷気を目一杯取り込んでおけるといいですね。
とはいえ、夏は基本的に汗をかいていただきたいものです。 特に赤ちゃんは2歳ぐらいまでに汗腺が発達するそうなので、 この時期に汗をかかないと、大きくなってから体温調節がうまく出来なくなるようです。 どうしても寝苦しい夜以外は出来るだけエアコンは使用せずに過ごしたいものです。
さて、夏の湿度の話を少しだけしたいと思います。 冬は湿度が高ければ空気が肌にまとわりつく感じがあり暖かく感じる、 と以前お話したことがありますが、夏はまったくその逆です。 温度が高くても湿度が低ければ、不快には感じません。 冷房で温度を下げすぎず湿度を下げるような運転をすると、 体にかかる負担が少なくて済みますので、実行してみてください。

