最近の話題から (Vol.5)
京都議定書発効を受けて
寒い冬もようやく終わりを迎えようとしています。 この冬の長野県北部から新潟にかけての大雪は19年ぶりとのことで、 この地域にお住まいの皆さんは大変だったと思います。
弊社でもこの冬、南魚沼市(旧六日町)にて現場を担当させていただきましたが、 余りの雪の多さに担当の監督や職人も目を丸くしておりました。
さて、先日いよいよ京都議定書が発効されました。 国としては2010年までに、出来るだけCO2の排出を削減しなければなりません。 民生部門でも住宅からのCO2排出削減を促進しようと、 環境省などが省エネ住宅に対する補助金の給付事業を始めています。
ところで皆さんは現在、新築される住宅のうち、省エネ住宅と呼ばれる 次世代省エネ基準をクリアした住宅が、どれくらいの割合を占めているかご存知でしょうか。 住宅金融公庫申請ベースでの確認によると、 現在約20%の住宅が省エネ住宅として建築されているとのことです。 そして、国は2010年までにこの割合を20%にするという目標を掲げています。
では、我々はどのようにしてこの課題に取り組めばいいのでしょうか。 やはり、省エネ住宅(=高断熱・高気密住宅)の良さを皆さんにアピールして、 建てて頂くのが一番良いと思います。 皆さんは、高断熱住宅にするとどのようなメリットがあるのかを 勉強していただければと思います。
では、どんなことに注意して何を勉強すればよいのでしょうか。 まず、住宅の性能に注目してください。 住宅には自動車同様、燃費や性能の違いがあります。 省エネに関わる性能は断熱性能であり、 尺度として主に使われているのが次世代省エネ基準です。
皆さんが依頼しようとする建築会社が、 この性能を設計上満たしているかどうか注目してください。 また、この基準は国が決めたものですが、 これでも不十分と判断する建築会社は自主的にこの性能を上回る住宅を設計しますので、 それも確認してください。
性能は数値によって表されますので、 「あなたが考える私の住宅の性能を教えてください」とお尋ねください。性能は主に、
- 熱損失係数(Q値)
- 夏季日射取得係数(μ値)
で表すことが出来ます。 各部位の断熱性能や開口部の性能をもとに計算して得られる数値です。
インターネットや書籍等で知識を得るのも大切です。 しかし、なかには偏った判断や主張をしているものもありますので、 それを鵜呑みにせず、おやっ?と思ったところを建築会社に質問してみてください。 皆さんに分かりやすく合理的な説明ができるところは信頼できるでしょう。
メリットについても、まずは皆さん自身が勉強することです。 書籍等で得た知識を持ちつつ、建築会社に質問してください。
住宅の勉強をするのが楽しいと思う方もいれば、 苦痛だと思う方もいらっしゃるでしょう。 しかし、ほとんどの方にとって家を建築するということは一生に一度の大きな事業なのです。 一生懸命勉強をして下さい! また、勉強をすれば、まがい物をつかまされるということはなくなります。 皆さんと皆さんの家族が安心して暮らせるようしっかり勉強して、 省エネで快適な住宅をお建てください。 それが地球環境にも大きく貢献することは間違いありません。
私たちも精一杯お手伝いをさせていただきます。

