最近の話題から (Vol.4)
冬の室内の湿度の話
今年も寒い冬がやってきました。長野市では年末まで暖冬かなと思わせておきながら、 大晦日からドカ雪がもう3回ほど降っています。今回は室内の湿度の話です。 冬に風邪など引かぬよう健康に過ごすには室内の湿度コントロールが必要です。 冬になると空気が乾燥して、室内の湿度もどんどん下がってきます。 肌がカサついたり、起きた時に喉が痛かったという経験をみなさんお持ちかと思います。 また、風邪やインフルエンザなどはウィルスにより感染するのですが、 空気が乾いているとウィルスは死滅しません。
そこで室内を加湿するのですが、どんな方法でどの程度加湿すればよいのでしょうか? 冬季の室内の湿度は40〜50%の範囲内であれば快適に過ごせます。 冬季は湿度を40%以上にしてあげるよう努力しなければなりません。 湿度が40%を超えるとインフルエンザなどのウィルスは死滅します。 また、湿度が高いほど空気が肌にまとわりつく感じになるので、 冬は湿度が高いほど暖かいと感じます。
つまり、湿度を少し上げることによって、暖房温度を低くすることが可能になるのです。 暖房温度が低ければ当然暖房にかかるランニングコストも下がります。 さて、それではどんな方法で湿度を上げるのが良いのでしょうか。 まず思い浮かぶのは洗濯物です。 冬季は室内に洗濯物を干すことにより、室内の加湿と洗濯物の乾燥が同時に出来て、 まさに一石二鳥です。
ところが、窓ガラスに結露が発生するという理由からこの方法はやらないでください、 というメーカーがいます。 これは、高性能サッシを使用した住宅の場合にはちょっと違うと思います。 一般的に窓がなぜ結露するかというと、窓の断熱性能が低く、 室内側の窓枠やガラスの表面温度が低いからなのです。 ペアガラスの外側ガラス室内側に薄い金属のフィルムを貼り付けたLow-Eペアガラスと 樹脂サッシの組み合わせでは、結露はかなり起こりにくくなっています。
それから、観葉植物や熱帯魚の水槽なども自然に蒸発する加湿器の役目をします。 しかし、これだけでは高断熱住宅の室内湿度を40%に上げることは難しいのです。
そこで、加湿器の登場です。加湿器はどんなタイプのものがいいのでしょうか。 現在、巷に出回っている加湿器はおおむね2タイプあります。 ひとつは水に熱を加えて蒸発させる「スチーム式」。 もうひとつはファンの回転により水の自然な蒸発作用を利用する「気化式」です。 前者は消費電力が250W程度です。 そして、蒸気や機械が倒れたりした場合、やけどの危険があります。 ただし、機械本体の値段は安価です。 後者は消費電力が20W程度です。そして、自然蒸発式なので加湿し過ぎないのです。 難点は値段が高いことです。皆で気化式の加湿器を購入するともう少し安くなると思います。
このような方法で室内の湿度を上げるのですが、ひとつ注意してもらいたいことがあります。 室内では、温度はドア等の仕切りによって部屋同士の行き来が出来なくなりますが、 湿度は仕切りをすり抜け、室内で一様になろうとする性格があります。 したがって、温度が低い部屋は相対湿度が高くなりますので、結露の危険が高まります。 北東の角の押入れの壁が結露しやすいと言われるのはそのためです。 これを防ぐには、室内でおおむね10℃以上の温度差をつけないことです。
以上に注意し、室内を上手に加湿して、この冬を健康で快適にお過ごしください。 -----------夏の湿度の話は、夏になったらすることにします---------- ・・・ちなみに私がお薦めする加湿器は、PSというメーカーのPH7という商品です。 加湿器の水タンク容量が6リットルあり、 一日1〜2回の給水でOKなので、手間がかかりません。 そして、0.2ミクロンの微粒子を取り除く3層フィルターで、 有毒ガス(SO2,NO2)や花粉やたばこの悪臭も取り除くことが出来るのです。 ランニングコストもスチーム式よりかなり安いです。 唯一の難点は価格が\70,000ということです。 もう少し安いと皆買ってくれると思うのですが・・・

